九州大分県日田市豆田町は、天領日田と言われた、江戸時代の江戸幕府直轄地の城下町でした。
現在の豆田町は大分の小京都とも呼ばれるおしゃれな町並みです。
その豆田町の一角にある百七十年の歴史を持つ日田醤油さんの店舗奥に、立派な雛人形ミュージアム【ひな御殿】が併設されています。
この記事では、豆田町とひな御殿について纏めています。
日田醤油の雛人形ミュージアム【ひな御殿】に有った、おしゃれでモダンな雛人形
日田の雛人形ミュージアム【ひな御殿】とは?
九州は大分の山間部に有る日田市は、江戸時代に天領(江戸幕府の直下地)でした。
有名なペットボトル飲料水『日田天領水』で日田・天領という言葉は耳にされたことが有るかと思います。
その天領日田の当時の中心地である豆田町の一角に『日田醤油』というお醤油屋さんが有ります。
そして、その店舗の奥に、膨大な数のお雛様を展示してある雛人形ミュージアムが有ります。
九州には、福岡県の柳川にも御花という昔の殿様のお屋敷に雛人形も飾った『立花家の資料館』が有ります。御花は庭園やお屋敷を含めて素敵なところですが、雛人形という点では日田醤油さんの雛人形ミュージアムは圧倒する規模の雛人形の数です。
訪れたのは2度目でしたが、その展示の最後のコーナーに、とてもおしゃれでモダンでしかも高級感のある雛人形が飾ってありました。
おしゃれな雛人形とは?
そこには5つの作品が展示してありました。
1つ目は、桜をモチーフとした、春の雛人形です。淡い桜色を基調とした色味と、中央にしだれ桜を配した構成で、平安時代のお花見の世界に引き込まれます。
2つ目は、竹をモチーフとした凛として緑のフレッシュと清楚感のある雛人形です。背景の竹林と共に日本の昔話や京都の嵐山の竹林などとの世界観が広がります。
3つ目は、海と白い砂浜をモチーフとした雛人形です。広がりのある屏風や雛人形の常識を破ったお飾りが、優雅な世界の結婚絵巻とリゾートの融合という新たな世界観を醸し出しています。
4つ目は、一転してシックな雰囲気の作品です。伝統的な雛人形の落ち着きを持ちながら、構成や配置からモダンさと優雅さを感じます。
そして、5つ目の作品もシックな作品です。シンプルな構成の中に凛とした落ち着きと、シックでモダンな世界観が融合しています。
どの作品も見ていて引き込まれるものが有ります。
雛人形は、桃の節句に飾るものと思っていましたが、正直世界観が変わりました。
日本人形や博多人形などは、和室の床の間に常時飾っていますが。同様に、常時飾っておきたい位の雛人形です。
(ひな祭り以降も雛人形を出しておくと。お嫁に行き遅れるとの言い伝えが有るので、出しっぱなしはできないですが・・・)
これらの作品は、こちらの雛人形ミュージアムの展示用の特別な作品と思っていました。
が、購入できる事を知りました。
おしゃれ雛人形は、後藤由香子さん作品
調べたところ、人形作家の後藤由香子さんは2017年に49歳の若さでご急逝されていた事を知りました。
おしゃれでモダンで特別な雛人形。
今娘が生まれていたなら、きっと選んでいたと思います。
そして、今も購入する事が出来るようです。
後藤由香子さんの雛人形は、Webショップでは、amazon、楽天市場、Yahooショッピング共に購入出来ます。
また、街の人形屋さんにも、置いておられるお店が有ります。
雛人形は実際に目で見てみないと決断できる金額のお人形では有りません。
Googleで『後藤由香子 雛人形 取扱店』と検索すると、お近くの取扱店がみつかると思います。
今年雛人形の親王飾りで、モダンで世界観のある雛人形をご検討されている場合は、お近くの人形店で確かめてみては如何でしょうか?