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パナソニックの温水洗浄便座、DL-WM20が反応しなくなった際の故障修理

家電総合

2019年製のパナソニック温水洗浄便座が突然反応しなくなりました。

便座に座っても、脱臭機能も働かず、シャワーも当然動きません。

ググってみるとパナソニックのHPに故障の要因がピックアップされており、DIY修理で動くようになりました。

当記事を同様のトラブルに見舞われた方のために、忘備録として記録しておきます。

この記事でわかる事
  • パナソニック温水便座のふたの閉まりが早くなって、本体機能が動かなくなった時の一故障原因と修理方法。

※本ページはプロモーションが含まれています

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パナソニック温水洗浄便座 DL-WM20とは?

出典:パナソニックHP

パナソニック ビューティ・トワレ DL-WM20は、2018年7月~2021年の7月頃まで販売されていた、瞬間式『便座温め』『温水シャワー』の温水洗浄便座です。

瞬間式なので、消費電力も少なく(電気代が安い)、リモコンで25通りの洗浄が選べ、自動脱臭やステンレス洗浄ノズルなどの衛生機能も充実したリーズナブルなモデルでした。

わが家では、2019年に購入。DIYで設置して、これまで使ってきました。

蓋の閉まり方が何かおかしい

昨日辺りから、便座の蓋の閉まりが何かおかしいと感じる様になっていました。

具体的には、便座の蓋を閉めようとすると、これまではダンパーの様な抵抗で、蓋がゆっくりと閉まる、ちょっと高級?感のある閉まり方でした。

ところが、ダンパーの効いていない様なスピードで蓋が閉まるようになってしまったのです。

使い始めて3年程なので、ダンパーの故障か???と思って、蓋だけの問題なので放置していました。

本体が反応しない

翌日、便座に座ってみると、『脱臭機能が反応しない』、『洗浄スイッチが反応しない』という故障に気付きました。

リモコンの、ノズル洗浄やノズル除菌のスイッチは反応して、ノズルは作動します。

よって、ノズルのメカ故障では無さそうです。

本体横のスイッチにある『テスト』ボタンを2秒長押ししても、テストボタンも反応しません。

本体のエラーを疑って、コンセントを抜いてしばらく放置の上、再度電源を入れてみましたが、状況は変わりません。

スイッチの基盤故障を疑ったのですが・・・

昨日の蓋の閉まり具合との関連が気になって、『DL-WM20 故障』とググってみると・・・

有りました・・・『温水洗浄便座の洗浄ボタンを押しても、ノズルが出ない』

パナソニックHP『温水洗浄便座の洗浄ボタンを押しても、ノズルが出ない』のチェック

すでに、主電源とエラーチェックは済ませていたので、

HPでのチェック項目を確認してみます。

  • 本体おしり洗浄スイッチで動作確認をする
  • 着座検知を確認する
  • 便座本体をリセットする

本体おしり洗浄スイッチで動作確認をする

出典:パナソニックHP

わが家の故障では、このスイッチを押しても、本体は反応しませんでした。

着座検知を確認する

温水洗浄便座は人が座っていないと反応しないので、この着座検知機能が故障していれば洗浄スイッチは確かに反応しません。

出典:パナソニックHP

わが家のDL-WM20は、図の様に便座を押さえてみると、少し沈んでカチッという感覚を感じますが・・・、着座ランプは点灯しません。

電源基盤か着座センサーの故障が疑われてきました・・・

便座本体をリセットする

便座本体のリセットは、着座が検知できているのにノズル・洗浄水が出ないときの対応方法です。つまりわが家の場合は、着座が検知できていない為にリセットでは治らないという事になります。

温水洗浄便座の、便座・便座ふたがパタンと閉じるときは

さらに調べてみると、蓋に関する、よくある問い合わせが目につきました・・・

この項目を見てみると、

  • 便ふたと本体の軸が外れていませんか?
  • 便ふたの根元や軸が割れていませんか?

と、気になる事がかかれています。

故障の原因は便ふたの根元割れ

ふたの付け根を見てみると・・・

根元の部分が割れており、軸をつかんでいませんでした。

その為、蓋の開閉を検知する、軸の部分が閉まったままで空回りしており、蓋を開けて着座しても蓋が閉まっていると感知されている状態で、各スイッチに反応していない事が分かりました。

故障個所の修理

修理は、蓋を取り外して、根元の割れを接着剤で固定します。

但し、メーカーも故障の発生個所と認識しているので、負荷がかかりやすい場所です。

再度の故障を避ける為に、強度増しの針金と接着剤の2重の固定方法を採りました。

100均で購入したステンレスの針金で、割れて膨らんだ軸受け部を締めて本来の形状に戻します。

その上で、プラスチックの修復にも有効なセメダインスーパーXで針金ごとオーバーコートをしました。

完全硬化は24時間なので、硬化して本体に装着して完了です。

半月後に再修理

補修の針金0.55mmでは強度不足で切れてしまいました。

今回は0.9mmのステン針金(100均)に強化しました。

1重巻で有れば回転スペース内に収まり、抵抗なく装着できて復活しました。

まとめ

日ごろ使っている家電が不思議な動作をした場合は、何らかの故障のサインかもしれません。

今回は、蓋の動作が大きな支障では無くても、機能不全を引き起こすトラブルでした。

本体が動かなくなっても、少し調べると故障の原因も分かるものです。愛用の家電製品を少しでも長く使える様に、メンテナンスも大切だと思いました。

尚、蓋は単体でも補用部品が販売されている様なので、修理がお手間な場合は、部品交換という手もあります。

この記事が、同様のトラブルのユーザーのお役に立てば幸いです。

ちなみに、同レベルの後継機は、DL-RQTK20 になります。

最後までお読み下さり、ありがとうございました。