2022年モデルの日立ドラム式洗濯乾燥機「ビッグドラム」BD-STX120Hが、9月中旬に発売になりました。
2022年モデル 「ビッグドラム」BD-STX120Hは、前年モデルの BD-STX110G から、何がどの様に変わったのか?・・・
本記事では、その違いを纏めてみました。
ドラム式洗濯乾燥機びのご参考となれば幸いです。
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ビッグドラム 2022年型 BD-STX120H と 2021年型 BD-STX110Gのスペック比較
2022年モデルになって何が変わったのか?スペックを表で比較してみます。
(引用 日立機種HP)
日立 ビッグドラム 2022年モデル(新) |
日立 ビッグドラム 2021年モデル(旧) |
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機種名 | BD-STX120H | BD-STX110G |
市場価格 (2022年10月末) |
約35万~39万円 | 約18万~30万円 |
外観 | ||
洗濯・脱水容量 /乾燥容量 |
12kg / 6kg | 11kg / 6kg |
運転音 | 洗い 約34dB / 脱水 約37dB / 乾燥 約48dB |
洗い 約34dB / 脱水 約37dB / 乾燥 約48dB |
目安時間 | 洗濯 35分 | 洗濯(標準コース) 33分 |
洗濯~乾燥 約98分 |
洗濯~乾燥 (標準コース) 約132分 |
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洗濯~乾燥 (快速洗乾コース) 約95分 |
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標準使用水量 | 洗濯 88L | 洗濯(標準コース) 78L |
洗濯~乾燥 約86L |
洗濯~乾燥 (標準コース) 約83L |
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洗濯~乾燥 (快速洗乾コース) 約53L |
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消費電力 (50/60Hz) |
洗濯 140W 乾燥 1250W |
洗濯 140W 乾燥 1050W |
消費電力量 | 洗濯 78Wh |
洗濯(標準コース) 66Wh |
洗濯~乾燥 約1,570Wh |
洗濯~乾燥 (標準コース) 約1,590Wh |
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洗濯~乾燥 (快速洗乾コース) 約1,300Wh |
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本体幅 | 600mm | 600mm |
総外形寸法/質量 (幅×奥行×高さ) ●給・排水 ホースを含む |
630×716×1065mm/ 約82kg |
630×716×1065mm/ 約81kg |
寸法図 | ||
設置可能 防水パン |
奥行内寸540mm以上 | 奥行内寸540mm以上 |
スペック面を比較してみると、
洗濯容量は今回の売りのポイントで、1kg増えて12kgになりました。
運転音については、洗い・脱水・乾燥共に、変化は有りません。
洗濯時間は、2分延びて35分となっています。
洗濯~乾燥時間は、約132分⇒約98分と大幅に短縮され、快速洗乾コースの約95分が廃止されています。
標準使用水量は、洗濯容量が増えた為か、洗濯で約10L・洗濯~乾燥で約3L 増えています。
消費電力に変わりは有りません。
消費電力量は洗濯時が12Wh増えて、洗濯~乾燥はBD-STX110G(標準コース)に比べて20Wh減っています。こちらは、運転時間の増減とも関係が有りそうです。
製品の形やサイズに変化は有りません。
質量は、1kg増えています。
寸法図を見比べると、全く同じであることが分かります。
これらより、2022年モデルのBD-STX120Hは、基本の形は2021年モデルのBD-STX110Gと同じで、洗濯容量を12kgと1kgアップし、機能強化を計った年式変更モデルであることが分かります。
ビッグドラム 2022年型 BD-STX120H と 2021年型 BD-STX110Gの機能比較
同様に、機能についてもその特徴を表にまとめました。
日立 ビッグドラム 2022年モデル(新) |
日立 ビッグドラム 2021年モデル(旧) |
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機種名 | BD-STX120H | BD-STX110G |
洗濯 | ||
自動投入 | 液体洗剤・柔軟剤 自動投入 (残量検知あり) |
液体洗剤・柔軟剤 自動投入 (残量検知あり) |
洗浄機能 | AIお洗濯 ナイアガラ洗浄 (洗剤検知) |
AIお洗濯 ナイアガラ洗浄 (洗剤検知) |
黄ばみ除去 ・予防機能 |
温水 ナイアガラ洗浄 |
温水 ナイアガラ洗浄 |
乾燥 | ||
乾燥方式 | 風アイロン (低温ヒート式) |
風アイロン |
除湿方式 | 水冷除湿 (温度センサー制御) |
水冷除湿 (一部コースは空冷除湿) |
清潔 | ||
清潔機能 | らくメンテ 乾燥フィルターレス 大容量糸くずフィルター[抗菌] 洗濯槽自動おそうじ 乾燥ダクト自動おそうじ ドアパッキン自動おそうじ |
自動おそうじ 乾燥ダクトクリーンシステム 内面フラットホース |
清潔コース (洗濯機) |
温水槽洗浄コース 槽洗浄コース 槽乾燥コース 槽洗いコース |
温水槽洗浄コース 槽洗浄コース 槽乾燥コース |
清潔コース (衣類) |
ダニ対策コース 除菌清潔プラスコース 花粉コース |
ダニ対策コース 除菌清潔プラスコース 花粉コース |
使いやすさ | ||
シワ伸ばし | スチームアイロンコース | スチームアイロンコース |
洗濯コース | 標準 12kg すすぎ1回 12kg おいそぎ 6kg 洗剤直ぬり 2kg 手造り 12kg 柔らか 4.5kg 毛布 5kg(ふとん1kg) デリケート 3kg おしゃれ着 3kg 消臭 2kg |
標準 11kg すすぎ1回 11kg おいそぎ 6kg 洗剤直ぬり 2kg 手造り 11kg 柔らか 4.5kg 毛布 5kg(ふとん1kg) 香り 11kg デリケート 3kg おしゃれ着 3kg 黄ばみ除去 2kg 衣がえ 5kg |
洗濯 ~ 乾燥コース |
標準 6kg すすぎ1回 6kg 手造り 6kg 毛布 3kg(ふとん 1kg) ナイト 4.5kg 消臭 2kg |
標準 6kg すすぎ1回 6kg 快速洗乾 6kg 手造り 6kg 毛布 3kg(ふとん 1kg) ナイト 4.5kg 黄ばみ除去 2kg 衣がえ 5kg |
乾燥コース | 標準 6kg 毛布 3kg(ふとん 1kg) ナイト 4.5kg 静止乾燥 0.4kg スチームアイロン 1kg |
標準 6kg 毛布 3kg(ふとん 1kg) ナイト 4.5kg 静止乾燥 0.4kg スチームアイロン 1kg |
清潔コース | ダニ対策 3kg 除菌清潔プラス 1kg 花粉 2kg 温水槽洗浄 槽洗浄 槽乾燥 槽洗い 自動投入経路洗浄 |
ダニ対策 3kg 除菌清潔プラス 1kg 花粉 2kg 温水槽洗浄 槽洗浄 槽乾燥 自動投入経路洗浄 |
温水ミスト/温水 | 約60℃ 2kg 約40℃つけおき 2kg 約40℃消臭 2kg 約40℃ 6kg 約30℃ 12kg 約15℃温め自動 12kg |
温水ミスト90分 2kg 温水ミスト30分 5kg 温め自動 |
ダウンロードコース | わがや流AI つけおき2度洗い 泥汚れ ジェルボール ダウンジャケット 洗えるスーツ おしゃれ着脱水 脱水のみ |
わがや流AI つけおき2度洗い 泥汚れ ジェルボール ダウンジャケット 洗えるスーツ 温水おしゃれ着 おしゃれ着脱水 槽洗い |
洗濯・乾燥機能については、
基本機能の
- 洗浄機能
- 液体洗剤・柔軟剤の自動投入
- 黄ばみ除去・予防機能
に、変わりは無いようです。
風アイロンは、スペック表の()表記が変わっていますが、基本機能には変更は無いようです。この部分はスペック表記の変更のみであると思われます。
約300km/hの風で衣類のしわを伸ばして乾燥させる『風アイロン』は、日立 ビッグドラムの売りの機能なので、しっかりと維持されています。
では、変わった点を確認してみます。
変化点:乾燥フィルターをなくした [らくメンテ] の採用
テレビCMでもアピールされている通り、今回の最大の売りのポイントの1つです。
本体の上面パネルにあった、乾燥フィルターが無くなり、本体下部の糸くずフィルターに集約されています。
これにより、フィルターのお手入れが月に1回でOKと、お掃除の手間が楽になっています。
糸くずフィルターの設置位置は変わりが無いようですが、フィルターの形状が櫛状のモノからフィルター状のモノへ変更されて容量アップが図られている様です。
洗濯メニューなどに若干の変更
BD-STX120Hでは、BD-STX110Gにあった・香り11kg・黄ばみ除去 2kg・衣がえ 5kgの洗濯コースが無くなり、代わりに消臭2kgが加わっています。
また、洗濯~乾燥コースの、快速洗乾 6kgコースが無くなりました。
ダウンロードコースにあった、槽洗いは「清潔コース」に移っています。
代わりにダウンロードコースには脱水のみというコースが新設されています。
温水ミストから温水洗浄への変更は、取扱説明書で確認すると、BD-STX120Hでは温水で洗うメニューが複数設定されています。
BD-STX110Gの温水ミストに比べて洗濯プログラムに組み込まれている様なので、使いやすくなった感じを受けます。
全般に、メニュープログラムに若干の入れ替えがありますが、基本の洗濯機能には大きな違いは無く、機能継承モデルだと認識できます。
新型BD-STX120Hのおすすめポイントとまとめ
2022年型の日立 ビッグドラム BD-STX120H は、2021年モデルの BD-STX110G から洗濯容量を1kg増やし、乾燥フィルターを無くして、手間のかからない改良を施してきました。
家電メーカー各社のドラム式洗濯機の最大容量は12kgなので、この点は他社同等ですが、乾燥フィルターは掃除が面倒な部分なので、フィルターのお手入れが月に一度で良いというのは、魅力的なポイントです。
2021年モデルの BD-STX110G 発売開始時の価格は約40万のスタートで、2022年10月後半の最安値圏では 約18万~30万レベルでした。
2022年モデルも BD-STX120H は約44万のスタートでしたが、2023年2月の価格は約26.5万~37万円レベルとスタート時点から、だいぶこなれてきました。
スタート時点の価格差を考えると、安値圏に近づいてきている様です・・・2023年3月の年度末が購入の一つの狙い目かもしれません。
本記事が、洗濯乾燥機選びのお役に立てば幸いです。