この記事は、わたしが通信教育を利用する上で受給を考えていた
・『教育訓練給付制度』を受け損なってしまった失敗談 と
・『教育訓練給付制度』を受ける為の申し込み時のポイント
の記事です。
これから、FP試験の勉強をなされる方の参考情報としてまとめてみました。
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教育訓練給付制度とは?
厚生労働省のホームページを見ると
教育訓練給付制度とは、働く方々の主体的な能力開発やキャリア形成を支援し、雇用の安定と就職の促進を図ることを目的として、厚生労働大臣が指定する教育訓練を修了した際に、受講費用の一部が支給されるものです。
と記されています。
わたしは、FP(ファイナンシャルプランナー)の通信教育を受けるに当たり、事前にしっかり調べもせずに、『教育訓練を修了した際に、受講費用の一部が支給されるもの』と、教育訓練給付制度は受講終了後に申請するものと思いこんでいました。
今回の失敗は、この思い込みに有ります。
それでは、わたしの顛末をご紹介いたします。
わたしの教育訓練給付制度利用失敗談
わたしは、2021年5月にFP2級試験を受けました。
受験にあたり、勉強する為の方法を2021年のお正月休みに調べて、2021年1月初めに通信教育を申し込みました。
勤めている会社の福利厚生制度でベネフィットワンという福利厚生サポート会社と提携していたので、その福利厚生の教育補助の一つに、ユーキャンの通信教育が含まれていました。
定年も近い年齢の為、資格を1つ位は取っておこうと考えていたので、この福利厚生制度の補助を利用する前提で通信教育を選びました。
また、ユーキャンは定期的に受講料のキャッシュバックキャンペーンを行っており、丁度2020年末~2021年1月前半は5,000円引きのキャンペーンが行われていました。
少しでも費用を低減したいので、ユーキャンのキャンペーン、福利厚生の補助、教育訓練給付制度の3本立てで受講料を抑える事を考え、1月の申し込みタイミングぎりぎりでユーキャンに申し込みを行いました。
その想定は、講座の費用は、キャンペーンの減額一括払いで税込み59,000円。
教育訓練給付制度で20%返ってくる前提で、実質負担は 47,200円の計算で、加えて福利厚生の補助を得る想定でした。
FPの試験問題は日本語が難解です。何度も受験勉強に時間を費やしたく無かった事と、確実に補助を受ける事を目的に試験勉強をしました。(ユーキャンの通信教育の特徴は別記事に纏めています)
そして、2021年の5月23日の試験。2021年6月30日の結果発表を経て、幸いな事に無事合格できました。
7月に入り教育訓練給付制度を受給したいと思い通信教育を受けたユーキャンに電話をしてみました。
すると、『教育訓練給付制度』は受講開始時に申し込みを行う必要がある制度で、受講開始から7か月を経過している為、給付制度の申し込みは出来ないとのショッキングな回答でした。
約1万2千円の受給し損ないは大きな痛手です。
では、どの様にすれば良かったのか?振り返ってみます。
教育訓練給付制度を受けるためには
わたしの場合は、『教育訓練給付制度』の利用は初めてであった為、雇用保険加入期間が満1年以上あれば受給できる条件でした。
勤続34年の為、これは満たしていました。
しかし、教育訓練給付制度を受けるためには、申し込み時点で教育訓練制度を受けるための意思表示が必要との事です。(申し込み時点では、この事に全く気付きませんでした)
わたしはWebで申し込んだのですが、ユーキャンのWeb申し込みの場合は『給付制度』の欄で「利用する」にチェックを入れる箇所が有ったとの事です。
一部抜粋
わたしの場合、2020年の年末から21年の年始にかけての締め切り期限が差し迫ったタイミングで、今申し込まないと5月の試験に間に合わないと焦っていた状況でした。
折しも、ユーキャンの5000円オフキャンペーンの期限とも重なっていた為、教育訓練給付制度の概要確認まで気を回す余裕も無く申し込んでしまったのでしょう。
(普通は気付けば『利用する』をチェックしていたと思うのですが・・・ 後の祭りです)
まとめ
厚生労働省認可の、通信教育による教育訓練給付制度の受給は、申し込み時にきちんと意識して手続きをすれば、申請の為の手続きを行えます。
念の為に、申し込み時のスクショなどを撮っておけば安心かもしれません。
申し込み時の手続きは、お気を付けください。