東芝の冷蔵庫VEGETAは、『うるおい冷蔵室』や『速鮮チルドモード』など、東芝独自の機能が魅力の冷蔵庫です。
2023年2月に東芝冷蔵庫のハイスペックモデル『FZシリーズ』がモデルチェンジを行います。
2023年モデルは、何がどのように変わったのでしょうか?
違いが分かるように、65cm幅の『GR-V510FZ』を事例に前年の2022年モデル『GR-U510FZ』と比較してみました。
当記事が、冷蔵庫選びのお役に立てば幸いです。
•東芝冷蔵庫『GR-V510FZ』 の商品特徴
•東芝冷蔵庫『GR-V510FZ』と 前年モデル『GR-U510FZ』との商品の違い
※本ページはプロモーションが含まれています
東芝冷蔵庫65cm幅『GR-V510FZ』とは?
東芝冷蔵庫は、全部で4つの幅(68.5cm、65cm、60cm、47.9cm)があります。65cm幅モデルは容量も461~507Lまでと種類の多い人気の規格サイズです。
まず最初に、機種記号の見方と『GR-V510FZ』の概要から解説していきます。
東芝冷蔵庫65cm幅は3つのシリーズ
東芝冷蔵庫65cm幅モデルは、機能別に『FZS』・『FZ』・『FK』の3つのシリーズでラインナップされています。外形寸法は全く同じのフレンチドアモデルとなります。
記号の意味は、V:2023年型、U:2022年型、数字は容量を表しています。
最後のアルファベット2文字は、シリーズを表しており、下記のようになります。
- 『FZS』:フラッグシップモデル
- 『FZ』:ハイグレードモデル
- 『FK』:スタンダードモデル
『GR-V510FZ』をあてはめると、2023年型・510Lサイズ・ハイグレードモデルとなりますね。
65cm幅モデルは、上位2モデルである『FZS』・『FZ』シリーズが2023年型にモデルチェンジします。今回は、『FZ』シリーズの紹介をしていきます。
『GR-V510FZ』の商品特徴
『GR-V510FZ』は、2023年2月に発売予定のハイグレードモデルの冷蔵庫です。
前モデルの『GR-U510FZ』は2022年3月に発売されているので、約1年ぶりのモデルチェンジとなりますね。
カラーは、アッシュグレージュとグレインアイボリーの2種類です。どちらも落ち着いたおしゃれなカラーです。キッチンの雰囲気で選んだり、壁の色に合わせたり、お好みで選ぶといいですね。
前モデルでは、チルドルームと野菜室スライドケースにしか搭載されていなかった「W-UV除菌」が、『GR-V510FZ』では冷蔵室上段にも搭載されました。Ag⁺マルチバイオ脱臭と合わせて、より清潔に使えるようになりましたよ。
その他、「もっと潤う摘みたて野菜室」や「氷結晶チルド」など前モデルから継承された魅力的な機能も満載です。
2023年『GR-V510FZ』と前年『GR-U510FZ』の商品スペック比較
『GR-V510FZ』と『GR-U510FZ』の商品スペックを比較してみました。
新旧のスペック比較表
まずは、新旧のスペックを分かりやすく表にしてみました。変更点を赤字で示しています。
GR-V510FZ NEW | GR-U510FZ | ||||
発売 | 2023年2月 | 2022年3月 | |||
市場価格(2023年2月初) | 約35万~40.5万円 | 約20万~30万円 | |||
カラーラインナップ | 2色 (ZH)アッシュグレージュ (UC)グレインアイボリー |
2色 (ZH)アッシュグレージュ (UC)グレインアイボリー |
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ドア材質 | ガラスドア | ガラスドア | |||
ドアタイプ | フレンチドア 6ドア |
フレンチドア 6ドア |
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定格内容積 | 508L | 508L | |||
野 菜 室 | 112L | 112L | |||
製 氷 室 | 20L | 20L | |||
冷 凍 室 | 117L | 117L | |||
幅×高さ×奥行き mm |
650x1833x699 (脚カバー含む:702) |
650x1833x699 (脚カバー含む:702) |
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質量 | 115kg | 118kg | |||
年間消費電力量 (50Hz/60Hz) |
265kWh/年 | 255kWh/年 | |||
年間電気代 (50Hz/60Hz) (27円/kWh) |
7155円 | 6885円 |
サイズと容量
本体サイズと容量は全く同じですが、質量にわずかな違いがあります。『GR-U510FZ』の方が、3㎏軽くなりましたね。
年間電気使用量
年間電気使用量は、新旧で若干の変化があります。『GR-U510FZ』が255kwh/年に対して『GR-V510FZ』は265kwh/年となりますが、大きな差はないですね。
2023年『GR-V510FZ』と前年『GR-U510FZ』の機能比較
次に、『GR-V510FZ』と『GR-U510FZ』の機能について比較してみました。
新旧の機能比較表
表内の赤文字が、機能で変わった箇所です。
2023年『GR-V510FZ』機能の変化
『GR-V510FZ』の前年モデルからの機能変化は下記の2点になります。
冷蔵室に「W-UV除菌」の採用。一方、抗菌ハンドルはドロップ
UV-LEDは、菌の繁殖抑制に効果的です。UV‐LEDを2灯搭載している「W-UV除菌」では、UV照射の量が増えるので、除菌効果がさらにアップします。また、UV照射により、野菜や果物などの栄養価を高める効果もありますよ。
前モデル『GR-U510FZ』では、「W-UV除菌」は、チルドルームと野菜室のみの搭載でした。今回『GR-V510FZ』は、新たに冷蔵室にも搭載されています。よく使う冷蔵室もよりキレイに清潔になりますね。
一方、前モデルに採用されていた抗菌ハンドルはドロップされています。
Ag⁺マルチバイオ脱臭採用
前モデルでの除菌・脱臭システムは、Ag⁺フィルターとセラミック光触媒を用いたものでした。今回、『GR-V510FZ』では、「Ag⁺マルチバイオ脱臭」が採用されています。
「Ag⁺マルチバイオ脱臭」で除菌・脱臭した冷気が冷蔵室、野菜室を循環することにより庫内の気になるニオイを取り除きます。
継続機能
続いて、前年モデルから継続されている機能を紹介します。
もっと潤う摘みたて野菜室
「もっと潤う摘みたて野菜室」では、約10日間も野菜が新鮮なまま。傷んだり、しなびてしまうのを防ぎます。野菜が新鮮なまま保存できる秘密は「ミストチャージユニット」です。
うるおいたっぷりの冷気を野菜室に送り込み、湿度を約95%以上に保ちます。野菜劣化の原因となるエチレンガスを分解することで、いつでも摘みたてのようなみずみずしい野菜がいただけますよ。
野菜のまとめ買いも安心してできますね。
野菜室には「W-UV除菌」が採用されており、野菜表面に付いた菌の繁殖を抑制したり、上段ケースを除菌したりします。
また、使いかけの野菜をそのまま入れることができる「使い切り野菜BOX」がついています。ラップをする必要がありません。BOXは抗菌仕様なので、そのままでも安心して使えますよ。
氷結晶チルド
「氷結晶チルド」では、うるおいを含む冷気から得た水分を凍らせて、氷の膜で食品の表面を包み込みます。食品を凍らせないので、「生」の美味しさが持続するのですね。お刺身や魚は、約7日間、お肉は約14日間もの保存が可能です。
まとめ買いはもちろん、急な予定変更があっても次の日にまわすことができます。凍らせないので、調理もラクにできますね。また、「W-UV除菌」採用で、チルドルームを除菌してくれます。安心して使えますね。
「速鮮チルドモード」と「解凍モード」の2つのモードが使用できます。「速鮮チルドモード」では、約-4℃で一気に冷却するため、鮮度落ちを防ぎます。
「解凍モード」は、冷凍した食材が簡単に切れる状態にでき、すぐに調理ができますよ。どちらもあって嬉しい機能ですね。
うるおい冷蔵室
「うるおい冷蔵室」では、水分をたっぷり含んだ冷気で、冷蔵室の湿度を約85%に保ちます。乾燥しやすい食品も長く保存できますね。
特許技術である「新鮮ツイン冷却システム」により、冷蔵室・チルドルーム・野菜室は、うるおい冷気で乾燥を防ぎます。鮮度や風味が保たれますね。冷凍室・製氷室は、パワフルな冷気で一気に凍らせて、美味しさを守ってくれます。
切り替え冷凍室
「切り替え冷凍室」は、「野菜そのまま冷凍」「野菜冷凍ドライ」「一気冷凍」に切り替えができます。
「野菜そのまま冷凍」では、名前の通り野菜をそのまま冷凍できます。下茹で不要なので、使い切れなかった野菜などそのまま冷凍できて便利です。使用時は解凍不要なので、すぐに調理できますよ。
また、「野菜冷凍ドライ」で冷凍した野菜は煮物や揚げ物にも使用できます。旨みを凝縮して冷凍するので、いつもの料理がより美味しく仕上がりますよ。
「一気冷凍」は、約-1~-5℃の温度帯を一気に通過して冷凍します。食材が温かいまま冷凍可能なので、冷ます必要がいりません。旨みを逃さず、冷凍できますよ。肉や魚も一気に冷凍することでドリップを抑え、おいしさを保ちます。
無線LAN接続
無線LANに接続することにより、スマートフォン専用アプリ「IoLIFEアプリ」を使用できます。「IoLIFEアプリ」は、スマートフォンから様々な操作ができるので、とても便利ですよ。
例えば、運転状況の確認や操作設定変更などができます。レシピ検索機能もありますので、毎日の献立を決めるのにお悩みの方には嬉しい機能ですね。
まとめ
東芝 冷凍冷蔵庫は、『うるおい冷蔵室』や『氷結晶チルド』などの機能が魅力的な冷蔵庫です。
当記事では、ハイスペックモデルの新旧の違いを解説してきました。違いは下記のようになりましたね。
- 質量が118㎏から115㎏へ
- 年間消費電力は255kwh/年から265kwh/年へ
- 「W-UV除菌」が冷蔵室にも搭載。抗菌ハンドルがドロップ
- Ag⁺セラミック光触媒からAg⁺マルチバイオ脱臭へ変更
65cm幅モデルは、この他にフラッグシップモデルの『FZSシリーズ』も3月にモデルチェンジを行います。
新モデルは機能アップでさらに魅力を増していますが、基本機能で大きく違わない2022年モデルは価格面で魅力が高まっているタイミングです。
新旧モデルの機能と使い勝手をしっかり確認して、お値打ちに購入できると良いですね!
本記事が、魅力的な冷蔵庫選びのお役に立てば幸いです。
最後までお読み下さり、ありがとうございました。