山善 Yamazen タワー型ファン YSR-J805は、幅22cm高さ約81cmとスタイリッシュなわが家の主力扇風機の1台です。
当記事では、このスリムな扇風機の2022年モデルのご紹介と、 YSR-J805が6年を経過して故障してしまったので、その修理過程を忘備録としてまとめています。
- 山善 Yamazen タワー型ファン 2022年モデルYSR-J802の概要
- 2016年YSR-J805の筐体分解と軸受け台座の修理
但し修理については、取扱説明書で分解はしない事と警告されています。
修理については自己責任で行いましたし、記事をご覧になって実行をご検討される方がいらっしゃいましたら、自己責任で行って頂く事をご了解の上で、読み進めて下さい。
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Yamazen タワー型ファン YSR-J805(2022年モデルYSR-J802)とは
YSR-J805は、2016年の5月に販売開始された、タワー型のファンです。
2022年6月時点では、YSR-J802という型番で継続販売されています。
足元の台座が幅22cmで、細身でスタイリッシュなところと、音が静かで風量も多め・タイマーや首振りスイッチなども使いやすいところが気に入って、毎年リビングで活躍してくれていました。
電気代も1日8時間使って8円と、リーズナブルな点も魅力です。
Yamazen タワー型ファン YSR-J805 故障の発覚
2022年6月梅雨に入るのを前に、押し入れから出して、試運転をしたら・・・
『ガガガガガ』と中のファンが何かに接触する音がして、故障している事が一発で分かりました。
わが家の主力扇風機の1つで、持ち運びしやすくてお気に入りの1台です。
折しも、2022年は中国の上海ロックダウンで、家電製品の品薄リスクもアナウンスされています。
故障破棄は避けたい所なので、修理を試みて実行しました。
但し、説明書には分解は避ける事と書かれています。
ここから先は、自己責任で行いましたし、記事をご覧になって実行される方がいらっしゃいましたら、自己責任で行って頂く事をご了解の上で、読み進めて下さい。
Yamazen タワー型ファン YSR-J805の筐体分解
まず、初めにコンセントを抜きます。
次に、赤線で囲った4か所のネジを+ドライバーで外します。(筐体の中のネジとサイズが異なるので分けて保管)
筐体側面のツメ左右4か所を、ードライバーを入れて外します。
ツメの箇所は赤枠の左右それぞれ4か所です。
指で筐体を押さえながら、無理をして割ったり、指を傷つけない様に、慎重に進めました。
Yamazen タワー型ファン YSR-J805の故障個所の特定と修理
まず、筐体を開けると内部のファンや筐体裏面はホコリだらけでした。この機会を利用して掃除を行いました。
次に、故障個所の特定です。
上部軸受け台座のビス止め部分が2か所破損(赤枠部)しており、軸受けが脱落しています。
ネジとプラスチックの破片が、下の方から出てきました。
スイッチを入れて『ガタガタガタ』と音がした理由が判明したので、この台座を修復すればOKと判断しました。
自宅に有った、『セメダイン スーパーX』で破損部位を接着し修復します。
破片を接着し、周囲をセメダイン スーパーXで固めました。(セメダイン スーパーXは粘度が有るので、つまようじに適量を付けて、ヘラで外側にも盛り付けました)
右側ビス受け部です。(左が修理前、右が接着後)
左側ビス受け部です。(左が修理前、右が接着後)
セメダイン スーパーXの完全硬化は24時間なので、翌日に台座をビス止めしました。
(右赤枠は軸部に隠れてビスが見えていません)
Yamazen タワー型ファン YSR-J805の組み戻し
筐体を組み戻すのは簡単です。
赤枠部の詰めの箇所を合わせて、手でたたいて一気に合わせこみます。
4ヶ所のビス止めをして、台座を取り付けて、修理完了です。
まとめ
Yamazen タワー型ファン YSR-J805以降、2022年販売中のYSR-J802まで、基本構成は変わっていないので、ガタが発生した場合は、同じ故障個所を疑ってみて良いと思います。
特に本体をふって、カタカタと破片やネジの音がする場合は、内部破損が原因です。
Yamazen タワー型ファン YSR-J805は、スリムなデザインがあだとなり、転倒する事も時にはあります。
その様な振動でのビスの付け根や固定部の疲労、およびプラスチックの劣化が破損の原因と思われます。
セメダイン スーパーXは弾性のある接着剤なので、しばらくは持つとは思いますが、メーカーの部品保管が6年となっているので、次回は買い替えかと思います。
最後までお読み下さり、ありがとうございました。
万一同様の修理をなされる場合は、くれぐれも自己責任でご注意の上行ってください。