2021年スティック掃除機購入検討、おすすめ機種(その1、ピックアップ編)でピックアップした機種について、実際に夫婦2人で家電量販店の実機を触ってきました。
実際にスティック掃除機に触ると、似たようなスティック掃除機でありながら、機種によって操作感や使い勝手が異なります。
(その2、セレクト編)では、わが家が選択に至ったセレクトの理由と感触を記事に纏めます。
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家電量販店で実機を触って気づいたポイント
その1でのピックアップの前知識を持って、異なる量販店に3度足を運びました。
(実際に触ると楽しくて、もっと足を運びたかったのですが、わが家のセレクト品を決定してしまったので打ち止めとなりました)
その結果、判断のポイントは、
・軽くて取り回しの良い機種。
・カーペットでの吸い込み性能が良い(さそうな)機種。
・音のうるさくない機種。
・スティックと本体の位置関係の良い機種
・置き姿の良い機種
が、決め手となりました。
軽くて取り回しの良い機種
軽くて取り回しの良い機種のポイントは3つ有ります。
重量
重量は軽いに越したことは無いと感じました。
機種にもよりますが、わたしたち夫婦には2kgが境目の様に感じました。
1kg前半の機種は特に軽く感じて、軽快に動かせます。
グリップ部分を持って、前後に動かす・ねじって向きを変える・角のすみっこにヘッド運ぶなどの動きを試しましたが、2㎏を超えると、どーしても気持ち良くは動かせない気がしました。
そこで、セレクト対象は2㎏以下となりました。
吸引ヘッドのサイズと動かし易さ
わが家のフロアはカーペットの為、モーターヘッドは必須です。
よってヘッドは、フローリング専用のシンプルなヘッドに比べて重たくボリュームのあるものになってしまいます。
ヘッドのサイズは、メーカーや機種においても大きいモノからコンパクトなものまで有ります。
傾向としては、重量のある機種はヘッドも大きく(幅が広く)、軽量の機種はヘッドが小さい(幅が狭め)と感じました。
但しヘッドが小さいと、広いエリアでではヘッドを動かす回数が増えてしまいます。また一方、ヘッドが小さいと狭いエリア(トイレ脇など)でもヘッドを意図通りに動かせそうです。
いろいろと試してみた結果、わが家は約75㎡のマンションなので、コンパクトでも良い『操作感の良い動かし易い機種』との判断に至りました。
よって、コンパクトで動かしやすいモーターヘッドを第一候補とし、加えて、大きめでも動かしやすいモーターヘッドの機種をセレクト対象としました。
ここで好印象だったのは、日立、シャープ、三菱電機、Sharkでした。
グリップの持ちやすさ
グリップ部分もメーカーや機種で様々です。
グリップのタイプは、大きく分けて2つ有ります。
1つは、輪っかになっているタイプです。
このタイプは手首の角度を変えずにいろんな角度で掃除機のグリップを握って動かすことができます。
2つ目は、モップの柄の様に棒状のグリップのタイプのモノです。
このタイプは、腕と手首の角度で掃除機の角度も変える事になります。
正直、グリップのタイプで良し悪しの判断は付きませんでしたが、グリップの太さが操作する印象に繋がるとは感じました。
グリップが細いものは意外にしっかりとは握れず、太めのものは『やや太い』と感じますが握った感があり動かし易く感じました。(これは特にモップタイプのSharkで感じたポイントです)
カーペットの吸い込み性能
実店舗では、掃除機コーナーにカーペットをひいてありその上で吸引テストが出来ます。
メーカーや機種毎に掃除機をかけては、その吸引したごみをダストカップからカーペットにぶちまけて再度別の掃除機で吸引するという事を複数機種で試してみました。(これが結構楽しい・・・)
また同時に、ダストカップからのごみ捨ての感じも掴めました。
さすがに全ての機種でこのチェックは行えなかったですが、最終セレクトに残った機種ではどれも満足のいく吸い込み性能を確認できました。
また、ダストカップからのごみ捨ては、シンプルにぱかっと一発で開くものは、ごみもパかっと飛び散るので、『ビニール袋の中でパかっと開くなどの工夫も必要』との情報も店員さんから得る事が出来ました。
音のうるさくない機種
音の大きさで吸い込み力を感じるのも事実ですが、最新のモデルは意外に音が小さくてもしっかり吸引していると思いました。
しかし、標準モードでは許容できても、テレビを見ている横や、夜間にモノを落として急に掃除をする必要となった時に、許容できそうにない音を発する、高周波のような吸い込み音の機種もありました。
この様な機種は、今回のセレクトからは外しています。
スティックと本体の位置関係
バキューム本体部分の位置もメーカーや機種で様々です。
妻が店頭の棚下すき間を掃除テストしていて気付いたポイントです。
吸引パイプに対して上側(通常掃除の場合は前側)にバキューム本体が付いている機種は、棚下にヘッドを潜らすことが出来ます。
一方、吸引パイプに対して下側(通常掃除の場合は後ろ側)にバキューム本体が付いている機種は、棚下にヘッドを潜らせた場合本体が突っかかって上手く掃除機を床面に沿わすことが出来ず、棚下に潜らせることが出来ませんでした。
同様に、本体が下付きの場合は、前後に動かす掃除機かけの重量感は軽くなるものの、ヘッドをすき間に潜らすことが出来ず、掃除のできるエリアを狭める事になります。
結果、バキューム本体は、吸引パイプに対して上側(通常掃除の場合は前側)に有る機種、もしくはヘッドに対して太さの無い機種をセレクト対象にする事としました。
ここで、最終対象機種がぐんと狭まりました。
置き姿の良い機種
スティック掃除機なので、使わないときは立てて部屋のすみっこに置くこととなります。
つまり掃除機が見える状態に有るわけで、収納状態というよりも置き姿が気になります。
メーカーや機種にもよりますが、本体+収納スタンドという形で販売されており、その収納スタンドに付属品(すき間ノズルや延長パイプ)も上手くアタッチできる機種が有ります。
せっかくなので、美しく収まる掃除機が良いので、このまとまりもセレクトのポイントとしました。
この点で群を抜いて良いのが、三菱電機です。楽器のトロンボーンの様なとても掃除機とは思えない素敵な格好です。
次にスッキリとスタンドに収納できていると感じたのは、Sharkと日立でした。
家電量販店で実機を触っておすすめをセレクト
実機を触って軽くて取り回しが良く好印象だったのは、日立、シャープ、三菱電機、Sharkの4社のモデルです。
これらの機種を表に取り出すと
メーカ ー/機種 | 日立 PV-B30H | 三菱電機 HC-JD2A/ HC-JM2A | シャープ EC-SR7 | Shark EVOPOWER SYSTEM コー ドレススティ ッククリーナ ー FLEXモデル CS501J |
画像 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
特徴 | ごみくっきり | 手前に引けば スティックク リーナーに。 持ち上げれば ハンディクリ ーナーに。 お部屋の雰囲 気になじむデ ザイン。 床の種類を見 分けて賢く運 転。 毛絡みにくい 自走式ブラ シ。 | スタミナ運転 大容量バッテ リー&急速充 電パワフルス リムヘッド からみにく~ いブラシ(密 度が高く縮れ たブラシを採 用) | ボタンひとつ でパイプが曲 がるFLEX機能 搭載。 ハンディ部分 が1kg未満の製 品の中で最も 強力な吸引力 新開発「ブラ シレスパワー フィン」 髪が絡まな い。 安心のダブル バッテリー 付属のミニモ ーターヘッド をつけて布団 クリーナーに |
ごみ捨 て | ダストカップ式 | ダストカップ式 | ダストカップ式 | ダストカップ式 |
重量 | 1.4kg | 1.9kg | 1.6kg | 約2.0kg |
運転時 間 | 「強」約8分、 「標準」約 40分/約60分 (パワフル ス マートヘッド 非使用時) | 「自動」約8 ~40分、 「標準」約40 分、 「強」約8分 | 弱モード:約 90分※5 / 約45 分※6 自動モード: 約35分※6 強モード:約 15分※6 | ハンディ使用 :最大40分 コードレスス ティック使 用:最大24分 ブーストモー ド使用:最大 16分 |
電池 | カセット式リ チウムイオン 電池(21.6V) | リチウムイオ ンバッテリー | リチウムイオ ン電池、 25.2V、 2500mAh | 2個 |
充電時 間 | 約70分 | 約100分 | 約3.5時間 | |
充電回 数 | 充放電約 2,000回 | |||
クリー ナーヘ ッド | 1点 | 1点 | 1点 | 1点 |
付属品/ 掃除ツ ール | ふとん用吸口 2WAYすき間 ブラシ ハンディブラ シ 延長パイプ スティックス タンド ACアダプター お手入れブラ シ | アレルパンチ ふとんクリー ンブラシ ロングノズル (エアブロー 機能対応) 毛ブラシ ロングホース サッシノズル お手入れブラ シ 付属品収納袋 | コンパクト布 団掃除ヘッド はたきノズル スグトルブラ シ すきまノズル ハンディノズ ル スタンド台 充電器 バッテリー (1個) ツールホルダ | 充電ドック バッテリー(2 個) ミニモーター ヘッド アクセサリー ドック 隙間用ノズル マルチノズル 布団用ノズル |
市場価 格 | 約7.3万円 (税込)~ | |||
公式サ イト | ¥55,000 (税込) | |||
その他 | 【アウトレッ ト】44,550円 (税込) 【アウトレッ ト】【マルチ フロア対応】 Shark EVOPOWER SYSTEM コー ドレススティ ッククリーナ ー CS401J通 常価格: 込) (税込) |
それぞれを見てみます。
日立 PV-B30H
日立の3つの候補モデルで、総合的バランスが良いと思ったのはPV-B30Hです。
重量は1.4kgと最軽量の1.1kgPV-BL2H/PV-BL1Hモデルと共に軽く、ヘッドの取り回し易さも良いと思いました。
ごみもパかっと一発で捨てれる点は良いのですが、飛び散らないように注意が必要です。
店員さんは、緑のLEDライトでのごみの見つけやすさをアピールされていました。
確かにクッキリとごみが浮き立って見えましたが、視力の衰えてきた年配者にはその役立ち度合が微妙です。
延長ホースを含めた備品も、スタンドにきれいに収まって整理された印象で良いと思いました。
唯一、日立はバキューム本体の位置が、吸引パイプの下に位置するタイプなのが引っ掛かったポイントです。
三菱電機 HC-JD2A/HC-JM2A
重量は1.9kgとやや重めですが、ヘッドの取り回しがし易く、使い勝手は良さそうに感じました。
ごみは一発で捨てられるタイプではありませんが、シンプルな構成で掃除はし易そうです。
店頭に置いてあったモデルは、最新の最上位機種で、スタンドに掃除機を戻すと、自動でモーターヘッドに絡んだ糸くずを裁断・吸引するモデルでした。
但し、お値段がぐんとアップするので、最上位機種では無いモデルが候補となります。
バキューム本体は、吸引パイプの上側(前側)に位置しており、棚下に潜り込ますのも問題なさそうです。
三菱電機のこの機種はカタログ上のバッテリー充電回数が2000回となっています。
本機はバッテリーの取り外しが出来ないタイプですが、充電回数が他機種の2~4倍なので、バッテリーのコスパは◎です。
また、なんといってもスタンドに収納した姿は楽器のトロンボーンの様な形で美しく、目に見えるところにおいてもGoodです。
シャープ EC-SR7
シャープも軽量でヘッドの取り回しが良く印象が良かったメーカーです。1.2kgモデルも1.6㎏モデルもどちらも十分軽くバッテリーの持ち時間が長い1.6kgモデルを候補に残しました。
Sharpの特徴は、バッテリーを取り外して充電するところです。この点は、バッテリー交換がし易いとメリットととるか、いちいち外して充電する必要が有るととらえるかで、評価が変わってきます。
スタンドは立てかけるだけのシンプルなスタンドです。
付属品も充実したモデルですが、付属品の収まり方が上手くイメージ出来なかった事が残念なポイントです。
また、バキューム本体の位置が、吸引パイプの下に位置するタイプなのが引っ掛かったポイントです。
Shark EVOPOWER SYSTEM コードレススティッククリーナー FLEXモデル CS501J
今回調べてみるまで全く知らなかったSharkですが、最終候補に残る良い印象でした。
重量は、パイプが中折れする最上位モデルで2.0kgとチョイスの上限でしたが、ヘッドが大きいタイプながら取り回しも良く感じました。
スタンドを含めた、装備品の収納姿もスッキリとしており、ある量販店では完売となっていました。
バキューム本体はパイプと一体化されており、全体的にスリムなデザインも好印象です。
中折れと共に、棚下の掃除もOKだと感じました。
またバッテリーもコンパクトながら2つ装備されており、本体と並行してもう一つのバッテリーを充電できるのも◎と感じました。
価格調査
9月後半の決算期近くとあって、公式ページでのキャンペーンや、家電量販店実店舗でのメーカーキャンペーンなど、特別価格がめじろ押しという感覚を受けました。
実店舗でのキャンペーン
ダイソンは量販店でキャンペーンを行っていました。
週とお店で異なる機種の特価販売がなされていたので、ダイソンを候補とした場合は複数の実店舗をチェックして、特価販売を狙うべきと思いました。
ちなみに9月後半の週末に、ダイソンSV21FFが53,900円から14,100円引の39,800円で販売されていました。
公式ページのキャンペーン&アウトレット販売
ダイソンは、公式ページでもキャンペーン販売がなされています。実店舗キャンペーンとチェックしてお得な買い方を見つけると良いと思います。
アイリスオーヤマとSharkは公式ページでアウトレット品の販売が行われています。(2021年9月)
アウトレット品と云っても、箱潰れの商品です。箱がつぶれて1万円もお安くなるのならば、全然ありだと思います。
但し、期限を切ってのアウトレット販売であったので、ねらい目の機種が有る場合は要チェックです。
わが家も、Sharkは最有力候補で残ったので、かなり心が動かされました。
ネットShop
やはり、ネットShopは価格を抑えて販売しているお店が沢山あります。掃除機は保証期間内の故障は経験したことが無いので、ネットShopでの購入も全然ありだと思っています。
わが家のベスト3
No1. 三菱電機 HC-JM2A
スタンド収納時の姿・取り回しの良さ・バッテリー充電回数・装備品・バキューム本体位置・全てがOKで、スタンダードタイプで十分だと妻との意見も一致しました。
No.2 Shark EVOPOWER SYSTEM コードレススティッククリーナー FLEXモデル CS501J
スタンド収納時の姿。取り回しの良さ。バッテリー個数。装備品。バキューム本体位置。こちらも、全てがOKです。
No.3 日立 PV-B30H
重量と取り回しの良さではSharpと並びNo.1と思いました。スタンド収納も1.6kgモデルはOKです。
充電はスタンドに置くだけでは出来ず、アダプターの端子を本体に刺すタイプというのが見た目に引っ掛かった事とバキューム本体位置がNo.3となった理由です。
わが家の最終チョイス
三菱電機のHC-JM2Aは、実店舗の販売価格がネットShopより高い為、ネットShopで購入先を探しました。
しかし、最新モデルはネットShopでも良いお値段で、価格面を考慮するとNo.2のSharkが公式ページのアウトレット販売で逆転する状況でした。
2020年モデルのHC-JM2X-Dは価格がかなりこなれており、2021年モデルへの切り替えタイミングでもあるためか、すでにAmazonや量販店のWebサイトでは売り切れ店舗も有りました。
2019年モデルでも、まだ在庫販売を行っているShopも有り価格もさらに魅力的でした。
2019年モデルのHC-JM1J-D在庫品は、デザインやスペックを確認すると基本デザインに変化は無く、充電時間が約90分と最新の70分から20分長くなっている事と、電動モーターヘッドの回転ブラシが1世代前の少々掃除に手間のかかるタイプです。2000回の充電回数にも違いは有りません。
さらに、2019年モデルは2021年モデルではプレミアムモデルのHC-JD2Aにのみ装備される『アレルパンチふとんクリーンブラシ』が装備品としてプラスされていました。
最終的に、Sharkのアウトレット品と三菱電機のHC-JM1J-D型落ち品を比較して、バッテリーの劣化が気にはなるものの、実質支払い額が低く装備品も充実した三菱電機の掃除機を購入する事としました。
ちなみに、これまで使用してきた掃除機は、三菱電機の風神というキャニスター掃除機だった為、結果、わが家は2代続けての三菱電機製掃除機となりました。(その前は子供が小さく排気に気を使っていたのでミーレでした)
《2020年モデル》(Amazonは売り切れです)
《219年モデル》(参考:楽天最安Shop)
三菱電機 コードレススティッククリーナー iNSTICK ZUBAQ キャニオンブロンズ HC-JM1J-D
まとめ
スティック型の掃除機のおすすめサイトは沢山ありますが、実際の購入記を綴ったブログはそう多くは無いと思い記事にしてみました。
マンション居住者&カーペットフロアの目線で、納得のいく掃除機選びとしてまとめてみました。
人により価値基準は異なり、選択プライオリティも変わってきますが、同様に掃除機を探しておられる方の選択情報のお役に立てれば幸いです。
ひとまず、記事としてまとまったのでアップして、継続的に画像などで分かり易くアップデートしていきたいと考えています。
ここまでお読み頂き、ありがとうございました。