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2022年キャノンPIXUS XK110とTS8630は何が違う?XK500も含めて購入ポイントを比較レビュー!

家電・生活機器

2022年も、年末に活躍するプリンター キャノン PIXUSの最新モデルが発表されました。

2022年11月10日から発売で、インクジェット複合機の新モデルは、PIXUS『プレミアムモデル XK110』と『ハイスペックモデル TS8630』の2つです。

この上級モデル2機種は、何がどの様に違うのか?購入ポイントをまとめてみました。

キャノンインクジェットプリンターの購入を検討されている方の、ご参考になれば幸いです。

この記事で分かる事

•PIXUS『プレミアムモデル XK110』 の商品特徴。
•PIXUS『プレミアムモデル XK110』と 『ハイスペックモデル TS8630』の違い

※本ページはプロモーションが含まれています

PIXUS『プレミアムモデル XK110』と 『ハイスペックモデル TS8630』とは?

PIXUS上級プリンターの位置づけ

PIXUSプレミアムモデル 『XK110』と ハイスペックモデル『TS8630』はどちらもキャノンのプリンターの上位モデルです。

2022年11月初の市場価格は、『XK110』が約39,500円~43,450円、『TS8630』が約36,600円~40,150円となっています。

どちらも上位モデルですが、それぞれどのような機能があるのか、なぜ『XK110』の方が価格が高いのか、2021年『XK500』とも比較しながらご紹介します。

PIXUS『XK110』と『TS8630』『XK500』の商品スペック比較

PIXUS『XK110』『TS8630』XK500のスペック比較表です、参考にTS6330を加えて比較してみました。

機種名
(発売)
PIXUS XK110
(2022年11月)
PIXUS TS8630
(2022年11月)
PIXUS XK500 (2021年11月) 参考
PIXUS TS6330 (2019年9月)
機種画像
インク 5色(独立インクタンク) 6色(独立インクタンク) 6色(独立インク
タンク)
5色(独立インクタンク)
プリント
ヘッド
各色ノズル数 PGBK/C/M
×各1024ノズル、
Y/顔料BK×各
512ノズル
C/M×各1536
ノズル、
Y×512ノズル、
GY/染料BK/
顔料BK×各1024
ノズル
C/M×各1536
ノズル、
Y×512ノズル、
PB/染料BK/
顔料BK×各1024
ノズル
C/M/顔料BK×各1024ノズル、
Y/染料BK×512ノズル
総ノズル数 計4096ノズル 計6656ノズル 計6656ノズル 計4096ノズル
最高解像度(dpi) 4800(横)×1200(縦) 4800(横)×1200(縦) 4800(横)×1200(縦) 4800(横)×1200(縦)
マルチトレイプリント 12cmメディア
(プリンタブルデ
ィスク)、
オリジナルネイル
シール
12cmメディア
(プリンタブルデ
ィスク)、
オリジナルネイル
シール
12cmメディア
(プリンタブルデ
ィスク)、
オリジナルネイル
シール
自動両面プリント可能用紙 普通紙(A4、A5、B5、レター)
はがき(郵便はがき)、
インクジェット
郵便はがき、
当社純正はがき
普通紙(A4、A5、B5、レター)
はがき(郵便はがき)、
インクジェット
郵便はがき、
インクジェット光沢郵便はがき、
当社純正はがき
普通紙(A4、A5、B5、レター)
はがき(郵便はがき)、
インクジェット
郵便はがき、
インクジェット光
沢郵便はがき、
当社純正はがき
普通紙(A4、A5、B5、レター)
給紙方式 後トレイ/
カセット
後トレイ/
カセット
後トレイ/
カセット
後トレイ/
カセット
給紙可能
枚数
(最大積載
枚数)
普通紙
(後トレイ/
カセット)
100枚/100枚 100枚/100枚 100枚/100枚 100枚/100枚
郵便はがき
(後トレイ)
40枚 40枚 40枚 40枚
印刷
スピード
L版フチなし
写真
約10秒/1枚カラー 約16秒/1枚カラー 約10秒/1枚カラー 約18秒/1枚カラー
A4普通紙 カラー:
約10.0ipm
モノクロ:
約15.0ipm
カラー:
約10.0ipm
モノクロ:
約15.0ipm
カラー:
約10.0ipm
モノクロ:
約15.0ipm
カラー:約10.0ipm
モノクロ:約15.0ipm
印刷コスト
L版キャノン
光沢ゴールド
大容量:約22.1円
標準容量:約24.8円
大容量:約22.1円
標準容量:約24.8円
約10.8円 大容量:約19.7円
標準容量:約19.6円
普通紙 大容量:約12.2円
標準容量:約12.4円
大容量:約12.2円
標準容量:約12.4円
約4円 大容量:約11.0円
標準容量:約11.0円
カラー液晶モニター 2.7型TFT
(タッチパネル)
4.3型TFT
(タッチパネル)
4.3型TFT
(タッチパネル)
3.0型TFT(タッチパネル)
対応インクタンク XKI-N21C/N21M/N21Y
/N21BK/N20PGBK
【大容量】
BCI-331XLC/331XLM/
331XLY/331XLBK/
331XLGY/330XLPGBK
【標準容量】
BCI-331C/331M/331Y/
331BK/331GY/
330PGBK
XKI-N21C/N21M/
N21Y/N21BK/
N21PB/N20PGBK
【大容量】
BCI-381XLC/381XLM/
381XLY/381XLBK/
380XLPGBK
【標準容量】
BCI-381C/381M/381Y
/381BK/380PGBK
【小容量】
BCI-381sC/381sM/381sY
/381sBK/380sPGBK
インクカートリッジ
公式サイト価格(税込)
3,300円 標準容量:7,810円 3,920円 標準容量:5,970円
インク残量検知機能 ドットカウント
方式
ドットカウント
方式
ドットカウント
方式
ドットカウント方式
稼働音※9 約45.5dB(A) 約44.5dB(A) 約44.5dB(A) 約44.5dB(A)
消費電力
コピー時
(USB接続時)
約26W 約27W 約15W 約14W
待機時
(USB接続時)
約0.8W 約1.0W 約0.9W 約0.9W
電源 AC100〜240V
 50/60Hz
AC100〜240V
 50/60Hz
AC100~240V
 50/60Hz
AC100V 50/60Hz
外形寸法
(横幅×奥行き×高さ)
※カセット収納時
トレイ類/
突起部を含まず
約372×345×142(mm) 約372×345×142(mm) 約372×345×142(mm) 約372×315×139(mm)
質量
(プリントヘッド、
インクタンクを含む)
約6.6kg 約6.6kg 約6.6kg 約6.2kg
主な付属品
インクタンク/
カートリッジ

セットアップ用
インクタンク
(XKI-N21C/
N21M/N21Y/
N21BK/N20PGBK)
セットアップ用
インクタンク
(BCI-331C/331M/331Y/
331BK/331GY/330PGBK)
セットアップ用インクタンク
(XKI-N21C/N21M/N21Y
/N21BK/N21PB/
N20PGBK)
セットアップ用インクタンク
(BCI-381C/381M/381Y/
381BK/380PGBK)
USBケーブル
その他 セットアップCD-ROM※13/
設置・基本操作
マニュアル(紙)
/マルチトレイ
セットアップCD-ROM※13/
設置・基本操作
マニュアル(紙)

マルチトレイ
セットアップCD-ROM※13/
設置・基本操作
マニュアル
(紙)/
マルチトレイ
セットアップCD-ROM※10/
設置・基本操作マニュアル
(紙)
Wi-Fi
準拠規格 IEEE802.11n/
IEEE802.11g/
IEEE802.11b/
IEEE802.11a/
IEEE802.11ac
IEEE802.11n/
IEEE802.11g/
IEEE802.11b/
IEEE802.11a/
IEEE802.11ac
IEEE802.11n/
IEEE802.11g/
IEEE802.11b/
IEEE802.11a
IEEE802.11n/
IEEE802.11g/
IEEE802.11b
周波数 2.4GHz帯/
5GHz帯
2.4GHz帯/
5GHz帯
2.4GHz帯/
5GHz帯
2.4GHz帯
セキュリティー WPA-PSK、WPA2-PSK、
WPA3-SAE、
パスワードによる
アクセス制御
WPA-PSK、WPA2-PSK、
WPA3-SAE、
パスワードによる
アクセス制御
WPA-PSK、
WPA2-PSK、
パスワードによる
アクセス制御
WPA-PSK、WPA2-PSK、
WEP(64/128bit)、
パスワードによる
アクセス制御
簡単設定 WPS WPS AOSS、WPS らくらく無線スタート、
AOSS、WPS
市場価格(2022年11月初) 約39,500円~43,450円 36,600円~40,150円 約46,500円~58,000円 約23,000円前後

見た目の違い

『XK110』、『TS8630』、『XK500』のどれも質量や外形寸法は同じで、コンパクトでスタイリッシュな見た目となっています。

カラー液晶のタッチパネルは、『XK110』2.7型、『TS8630』と『XK500』は4.3型で、『XK110』は、比較参考機種の『TS6330よりも小ぶりです。

カラーは、『XK110』は「ホワイト」の1色、『TS8630』はブラック、ホワイト、レッド」の3色展開です。

TS8630 3色

デザインがシンプルでサイズもコンパクトなため、どのカラーでもインテリアに馴染みます。

そして『XK500』は、シックで特別感のあるダークシルバーメタリックというカラーが採用されています。

非常に高級感のあるワンランク上のカラーで、見た目を重視して購入したい方には非常におすすめです。

ノズル数の違い

ノズル数は、『TS8630』と『XK500』は6656ノズルに対し、『XK110』のノズル数は、4096ノズルで、スタンダートモデルのTS6330と同じノズル数です。

上下4モデルのスペックでみた位置関係は、KX500⇒TS8630⇒KX110⇒TS6330の順番ですが、2022年発売モデルらしく『XK110』と『TS8630』にしかない機能装備も有ります。

PIXUS『XK110』と『TS8630』『XK500』の機能比較

『XK110』のスイッチUIとは?

使いたい機能だけカスタマイズして、ショートカットをまとめることができる機能です。

仕事、学習、写真など使うシーンに合わせて、機能のショートカットボタンを自由にカスタマイズすることができます。

よく使う機能をまとめて登録しておけば、あとはボタンを押すだけで使用できるのでとても便利です。

『XK110』と『TS8630』はWiFi5採用

XK110とTS8630は、2022年の最新モデルとして高速通信規格のWi-Fi 5に対応しており、よりスムーズな接続が可能です。

L判フチなし写真のコストの違い(インクコストの違い)

XK110はL判写真1枚約9.8円(税込)、TS8630は約22.1円(大容量インク)です。

このコストの差はインクカートリッジの価格によるもので、XKシリーズのインクカートリッジは、これまでの約1/2の価格です。

1枚あたりで2倍以上の差があるため、プリンターの使用用途が主に写真プリントという方はXK110を選ぶとランニングコストを抑えることができます。

『XK110』『TS8630』『XK500』、各製品の魅力

プレミアムモデル『XK110』

プレミアムモデル『XK110』は、プリントヘッドはスタンダードモデルのTS6330と同じです。

但しスタンダードモデルには無かった、ディスクプリントのできるマルチトレイを装備しています。

インクカートリッジはXK世代でコストダウンされて、プリント代が大幅ダウンしています。

画質標準がOKで純正インクを使用する場合は、インクコスパが良くお得です。

初期投資はTS8630よりかかりますが、プリンターの使用頻度が高くランニングコストを抑えたい方にXK110はおすすめです。

ハイスペックモデル『TS8630』

ハイスペックモデル『TS8630』は、プリントヘッドが最も緻密です。

プレミアムハイスペックXK500やプレミアムモデルXK110と比べて、本体価格は安いですがインクカートリッジのコストが高めでランニングコストはかかってしまいます。

密なプリントヘッドでありながら本体価格は抑えられるので、互換インクでインクコストを削減して利用するならTS8630はお得です。(但し、互換インクではメーカー保証が受けられなくなります)

プレミアムハイスペックモデル『XK500』

プレミアムハイスペックモデル『XK500』は、プレミアムモデルXK110とハイスペックモデルTS8630の長所をどちらも兼ね備え、尚且つ特別な本体カラーが魅力です。

XK110と同じくプリントコストが安く、さらにTS8630と同じ最も緻密なプリントヘッドです。

本体価格は高いですがインクのランニングコストが安いので、純正インクを継続して使用することで最終的な総コストは逆転してしまいます。

Wi-Fi 5は装備はされていませんが、長く使用することを想定すると、機能も見た目も優れたXK500も良い選択肢のひとつだと思います。

スタンダードモデル『TS6330』

スタンダードモデル『TS6330』は、上位モデルと比べてややコンパクトなサイズ感です。

プリントヘッドはプレミアムモデルのXK110と同じノズル数で、インクカートリッジはコストが高めです。

本体価格は安いですが、ディスクプリントのできるマルチトレイも装備されていないので、プリントやコピーでの普段使いに良さそうな機種です。

まとめ

キャノンのPIXUSは、コンパクトなサイズ感が魅力的なプリンターの1つです。

2022年プレミアムモデルのXK110は、2021年ハイスペックプレミアムモデルのXK500と同じ新世代のインクカートリッジが採用された、ランニングコストが安い魅力的なモデルです。

一方、2022年ハイスペックモデルのTS8630は、インクノズルが緻密で6色タンクのクオリティで本体価格のコスパが魅力的なモデルです。

2021年モデルですがXK500は、TS8630のスペックに、XK110と同じコスパの良いインクカートリッジを採用した、本体価格は一番高いものの、ランニングコストで逆転できるモデルです。

プリンターは、新製品の出たタイミングで旧製品の最安値を探すか?年賀状シーズンを終えて在庫を狙うか?購入時期で価格は変動すると思います。

これら3機種は、使い方でお得度が異なってくるので、ご自分の使い方(純正インク?互換インク?写真印刷の重要度?)に合わせて、機種選びをすると、納得できるプリンター選びができるではないでしょうか?

本記事が、プリンター選びのお役に立てば幸いです。

最後までお読み下さり、ありがとうございました。