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【家電芸人2023炊飯器】パナソニック ビストロ SR-V10BAは、SR-VSX101と何が違う?比較レビュー!

炊飯器

『家電芸人』はアメトーーク!!の人気面白企画の一つで、家電好きの芸人さんが、選りすぐりの逸品をおもしろトークでプレゼンする、家電選びに役立つ番組です。

この記事では、2010年4月の家電芸人で紹介された サンヨー 匠純銅 おどり炊き ECJ-XP1000Aの後継最新モデル・・・

2021年6月1日発売 パナソニック『おどり炊きSR-VSX101』と、2023年9月発売の『Bistro SR-V10BA』の違いと特徴について比較してみました。

パナソニックの最々上位の炊飯機選びの、ご参考となれば幸いです。

この記事で分かる事
  • パナソニック Bistro炊飯器 SR-V10BA の商品特徴。
  • パナソニック Bistro炊飯器 SR-V10BA と おどり炊きSR-VSX101の違い

パナソニック Bistro SR-V10BAの商品特徴

『Bistro SR-V10BA』は、2023年9月上旬に発売された、パナソニック炊飯器の最上位機種です。

AIの匠の技を活かして、ミシュラン三ツ星の日本料理「かんだ」の神田シェフも唸らせたという炊き技を備えています。

パナソニックの炊飯器で初めて『Bistro』が冠されており、自信の程が伺えます。

パナソニック おどり炊き SR-VSX101の商品特徴

サンヨー電機の『おどり炊き』炊飯器は、可変圧力IH炊飯方式がその特徴でした。

『おどり炊き』炊飯器は、サンヨー電機がパナソニックに吸収合併されたことにより、パナソニックで継承生産されています。

当サイトでは、可変圧力IH炊飯器種を『家電芸人』紹介モデルECJ-XP1000Aの後継機種としてご紹介しています。

その中で、SR-VSX101は、これまで2023年に購入できる『おどり炊き』の最上位機種でした。

パナソニック Bistro SR-V10BAの変わった点

『Bistro SR-V10BA』が『おどり炊き SR-VSX101』から変わった点を抽出してみると、以下の7つになりました。

Bistro SR-V10BAの変わった点
  • 外形デザインと質量
  • 加圧熱風ポンプの搭載
  • 内釜(コーティング、素材構成、見やすい水位線)が変化
  • ビストロ匠技AIの搭載
  • うるおい循環保温(24時間)の搭載
  • 洗い物点数の減(別体うまみ循環タンクと水容器のドロップ)
  • キッチンケット(アプリ連携機能)は非搭載

『Bistro SR-V10BA』と『おどり炊き SR-VSX101』 の商品スペック比較

まずは、スペックのサイズ感と見栄えから、違いを見ていきましょう。

スペックと見た目の違い

機種名 SR-V10BA NEW SR-VSX101
発売 2023年9月上旬 2021年 6月 1日 
市場価格(2023年11月初時点) 約93,000円~ 約54,000円~
カラー ブラック
ライトグレージュ
ホワイト
ブラック
炊飯容量 1.0L 0.5~5.5合 1.0L 0.5~5.5合
仕様 外形寸法
(幅×奥行×高さ)
28.5×30.1×23.0cm 27.5×36.1×23.4cm
ふたを開けた時の
高さ
44.8cm 46.8cm
質量 6.3kg 7.7kg

炊飯容量1.0L 0.5~5.5合のモデル『Bistro SR-V10BA』と『おどり炊き SR-VSX101』は、幅と高さは1cm弱の違いですが、外形寸法の奥行きは6cm異なっています。

さらに『Bistro SR-V10BA』が円形であることも相まって、両機種を見比べると『Bistro SR-V10BA』の方ががずいぶんコンパクトに感じます。

サイズ感がコンパクトであることからか、質量も『Bistro SR-V10BA』は6.3kgと、『おどり炊き SR-VSX101』よりも1.4kg(約18%)も軽くなっています。

一般的には、最新上級モデルの方が重たい傾向にあるのですが、意外な違いで、調べていてちょっと驚きです!

消費電力量は大差ない

機種名 SR-V10BA NEW SR-VSX101
消費電力 炊飯時 1210W 1210W
消費電力量
※1
炊飯時 160Wh/回 156Wh/回
保温時 13.7Wh/h 13.9Wh/h
タイマー予約時 1.0Wh/h 0.87Wh/h
待機時 0.85Wh/h 0.75Wh/h
年間消費電力※1 79.2kWh/年 78.0kWh/年

消費電力は、『Bistro SR-V10BA』と『おどり炊き SR-VSX101』は1210Wで同じです。

消費電力量は・・・

炊飯時に『Bistro SR-V10BA』がやや大きく、保温時は微妙に『Bistro SR-V10BA』が小さくなっています。

但し、年間消費電力で見ても、1.2kWh『Bistro SR-V10BA』が大きくなっている程度で、金額に直すと年33円程度の違いとなり、気にするレベルではありません。(1kWh=27円で計算)

『Bistro SR-V10BA』と『おどり炊き SR-VSX101』 の機能面での違い

続いて機能面での違いを見てみましょう。

  SR-V10BA SR-VSX101
炊飯 炊き技 おどり炊き  おどり炊き
加熱方式 6段全面IH 6段全面IH
高速交互対流
ふた加熱板
インバーター
 圧力変化 急減圧バルブ 可変圧力
(圧力コントロール)
加圧追い炊き 加圧熱風追い炊き 加圧追い炊きplus
  加圧熱風ポンプ
  高温スチーム
(130℃‐250℃)
  スチーム自動
コントロール
6段階
  鮮度センシング

炊飯については、

加熱方式の『6段全面IH』は、ほぼ同じ内容で・・・

高速交互対流も同様に、ほぼ同じ内容です。

ふた加熱板、インバーターの機能もスペック上で同じに見えるので、この点での違いは無さそうです。

『Bistro SR-V10BA』の炊き技『おどり炊き』は「急減圧バルブ」を採用

『Bistro SR-V10BA』と『おどり炊き SR-VSX101』共に、炊き技は『おどり炊き』が採用されていますが・・・

『Bistro SR-V10BA』では「急減圧バルブ」を新採用しており、1.2気圧の105℃から、1気圧100℃への変化を作り出しています。

一方、『SR-VSX101』も1.2気圧の105℃を、1気圧100℃に減圧する事は同じで、「おどり炊き」伝統の可変圧力方式が採用されています。

機能説明図を比較してみると、ほぼ同じに見えるのですが、この変化はスペックや機能からだけでは判断できない、ごはんの食感につながるものがありそうです・・・

『Bistro SR-V10BA』の「加圧熱風ポンプ」は『SR-VSX101』の「高温スチーム」から機能が変化

『おどり炊き SR-VSX101』では「高温スチーム」の噴射機能であったものが、『Bistro SR-V10BA』では「加圧熱風ポンプ」に変化しています。

熱風をかける事で、加圧ができる点が改良ポイントの様です。

この変化によって、『Bistro SR-V10BA』では「水容器」が無くなっています。

内釜の違い

内釜はモデルチェンジでも変わらない場合もありますが、『Bistro SR-V10BA』では釜の形・層構成や内部コートなども変化しています。

  SR-V10BA SR-VSX101
内釜 内釜 ダイヤモンド竃(かまど)釜 ダイヤモンド竃(かまど)釜
内面コート 遠赤ダイヤモンドプレミ
アムコート
(5年保証※2)
ダイヤモンドプレミアム
コート(5年保証※2)
外面 60μm 350μm(高断熱)
厚さ 約2.2mm 2.5mm

美味しさに関する炊き分け機能の違い『Bistro SR-V10BA』は★7

炊飯に関しては、「美味しさの目安」が、★7に0.5アップしています。

また、ビストロ炊飯が搭載されています。

  SR-V10BA SR-VSX101
美味しさ 美味しさの目安 ★★★★★★★ ★★★★★★★(6.5)
  ビストロ炊飯
炊き分け かため1~3、
やわらか1~3、
もちもち1~3、
しゃっきり1~3
食感自在炊き分け
(ふつう、かため1~3、
やわらか1~3、
もちもち1~3、
しゃっきり1~3)
銘柄炊き分け 73銘柄 63銘柄
メニュー数 [17メニュー]
白米・無洗米・玄米・発芽/分づき米・
麦ごはん・雑穀米・金芽ロウカット
玄米ごはん
炊込み専用・赤飯・炊き
おこわ・すし・カレー用・おかゆ・玄
米がゆ・発芽/分づきがゆ・雑穀米が
ゆ・金芽ロウカット玄米がゆ
[15メニュー]
白米・無洗米・玄米・発芽/分づき米・
麦ごはん・雑穀米・炊込み専用・赤
飯・炊きおこわ・すし・カレー用・お
かゆ・玄米がゆ・発芽/分づきがゆ・
雑穀米がゆ

ビストロ匠技AI炊飯

ビストロ炊飯コース3合において、お米の状態をセンシングして約9600通りの中から、最適な火加減・圧力下限を自動で調節して、炊飯してくれるものです。

この「ビストロ匠技AI」によるお米に合わせた炊き分けは、『Bistro SR-V10BA』の売りの機能の1つで、ミシュラン3つ星の「かんだ」神田裕行さんと同じ思考を持った炊飯器と云わせしめた美味しさのポイントです。

銘柄炊き分け

銘柄炊き分けは、『おどり炊き SR-VSX101』の63銘柄から、『Bistro SR-V10BA』では73銘柄へと10銘柄増えています。

最も、『おどり炊き SR-VSX101』もキッチンポケットアプリとの連携で、炊き分けられる銘柄米を追加する事が可能です。

メニュー数

メニュー数は、『おどり炊き SR-VSX101』の15メニューから、『Bistro SR-V10BA』では17メニューへと2つ増えています。

2つ増えたメニューは『金芽ロウカット玄米』の炊飯とおかゆです。

炊飯時間の違い

炊飯時間は、Bistro SR-V10BAと『おどり炊き SR-VSX101』で、ほとんど変わりありません。

炊き方については、メーカーごとのノウハウが詰まったものなので、これまでの良いところとして踏襲されているのでしょう。

逆にいうと、一部見直しされている炊飯プログラムは、今回のモデルチェンジで、さらに美味しさをアップしたといえるのではないでしょうか・・・

  SR-V10BA SR-VSX101
炊飯時間 コ炊飯 42分 42分
エコ炊飯
浸し米炊飯
37~40分
ビストロ炊飯 即炊飯:48分
浸し米炊飯:38~44分
ふつう 48分
かため 1:43分、2:43分、3:43分 1:43分、2:43分、3:43分
やわらか 1:54分、2:54分、3:60分 1:54分、2:54分、3:60分
しゃっきり 1:45分、2:45分、3:47分 1:45分、2:45分、3:47分
もちもち 1:48分、2:51分、3:51分 1:48分、2:51分、3:51分
高速炊飯 27~36分 24~36分
玄米ごはん 85~105分 85~105分
玄米高速 68~75分 65~72分

その他に変わった点

うるおい循環保温(24時間)

『Bistro SR-V10BA』の保温機能は、釜内の余分な水分を活用してご飯に水分を還元し、時間がたってもべたつきや乾燥の無いごはんを保ってくれる「うるおい循環保温(24時間)」が新搭載されました。

『おどり炊き SR-VSX101』にはスチーム噴射機能による「スチーム保温」が搭載されています。

『Bistro SR-V10BA』の使用後の洗いモノは2点のみ

『Bistro SR-V10BA』では使用後に洗う部品が2点のみと、『おどり炊き SR-VSX101』の4点から半減しています。

うまみ循環タンクは、『Bistro SR-V10BA』ではフタに内蔵されて一体となっています。

さらに、ふた加熱版は食洗器対応になっており、大きな変化ですね!

『Bistro SR-V10BA』のタッチパネル液晶はブラックパネル

『Bistro SR-V10BA』ではタッチパネル液晶がブラックになって、ブラックの本体に溶け込む感じになっています。

また、前回の設定を「りれき」からすぐに呼び出せるので、簡単に炊飯設定ができます。

白の時の見栄えは、『Bistro SR-V10BA』のフタがシルバーなので、マッチングは悪くは無さそうです・・・

『Bistro SR-V10BA』にアプリ連携機能は非搭載

『Bistro SR-V10BA』には、『おどり炊き SR-VSX101』で採用されていた、キッチンポケットアプリの連携機能は搭載です

外出先からの予約中の炊きあがり時刻の変更などは、『Bistro SR-V10BA』ではできないので、注意が必要です。

パナソニック Bistro SR-Vシリーズ の商品スペック

Bistro SR-Vシリーズには、5.5合炊きのSR-V10BA、1升炊きのSR-V18BAの2タイプがあり、消費電力量やサイズ、重量が異なります。

機能や炊き方メニューに違いは無く、家族構成に合わせて、3号までの炊飯がメインであれば『SR-V10BA』、5合炊くのであれば『SR-V18BA』と・・・必要な炊飯量で選べば良いと思います。

(※炊飯容量ぎりぎりで炊くと、炊飯器の上手な炊飯能力が発揮されない為、上記のようなおすすめが推奨されています)

機種名 SR-V10BA NEW SR-V18BA NEW
発売 2023年9月上旬 2023年9月上旬
カラー ブラック
ライトグレージュ
ブラック
ライトグレージュ
炊飯容量 1.0L 0.5~5.5合 1.8L 1合~1升
仕様 外形寸法
(幅×奥行×高さ)
28.5×30.1×23.0cm 29.0×32.3×26.0cm
ふたを開けた時の
高さ
44.8cm 50.0cm
質量 6.3kg 7.2kg
消費電力 炊飯時 1210W 約1400W
消費電力量
※1
炊飯時 160Wh/回 242Wh/回
保温時 13.7Wh/h 17.5Wh/h
タイマー予約時 1.0Wh/h 1.02Wh/h
待機時 0.85Wh/h 0.90Wh/h
年間消費電力※1 79.2kWh/年 131kWh/年

パナソニック おどり炊き SR-VSX101 の口コミと評判

新型はまだ口コミが無い為、『おどり炊き SR-VSX101』の口コミをピックアップしておきます。

購入者さん/★5

少し値段が高いので、下位機種にしようかと思っていましたが、結論から言うと
買って正解でした。
いつものお米でいつものように炊いてみたところ、大火力なのか、圧力炊きなのか仕組みは
よくわかりませんが、ご飯がいつもより美味しく炊けました。
お米に水分量を多く含むのか、モチモチ、フカフカ。職人さんが釜で炊いたようなご飯になります。
出典:Amazon口コミ

購入者さん/★5

3かみくらいでいつものお米に「甘さ」が感じられます。これまでこんなことは無かったです。ご飯の味が違います。うまいです。
TVでめし炊き仙人を見たことがあります。ガス釜で火加減を絶妙に調整する匠の技で有名な仙人です。
炊飯器メーカーや中国にまで技を伝えに行ったという記事を読んだこともあります。
一度、堺市のげこ亭に食べに行ったこともあります。
そのご飯がお家で食べられる。ちょっと感動しました。炊飯器で感動したのは初めての経験です。アプリを入れてみても、強いていえば年ごとの銘柄の出来具合に炊飯機能をアップデートする、ということらしいです。アプリを入れるほどのことはないという印象です。
出典:Amazon口コミ

購入者さん/★5

この炊飯器で炊くといつものお米なのにまるで土鍋で炊いた新米のご飯のようです。実家が兼業農家なので毎年新米ができるのが待ち遠しいのですが、この炊飯器で炊いたご飯は40年間食べ続けてきた新米の味と何ら変わらずビックリしました。炊飯器の力でここまでお米の味を引き出す事ができるんですね。
価格がネックですが農家の視点でいうと、この炊飯器ならお米の等級を1ランク下げても十分美味しいご飯に炊きあがるので、長い目で見てそれを差し引くとそれほど高くはないなと感じました。
出典:Amazon口コミ

『おどり炊き SR-VSX101』の口コミでの評価は、美味しく炊けるとの炊飯器本来の評価が高いコメントが多くありました。

最上級機種は、炊飯器本体の価格も上がってきますが、お米のランクを下げても美味く炊けるとの事なので、月々のお米代を下げて、炊飯器に廻すという選択肢もアリという、納得の口コミもありました。

まとめ

パナソニック 『Bistro SR-V10BA』の違いをまとめてきて・・・

『Bistro SR-V10BA』は蒸気の機能の為の「水カップ」や別体の「うまみ循環タンク」がなくなって洗い物が2点で済む点など、これまでの『おどり炊き SR-VSX101』に比べて、簡単シンプルになった感を受けます。

炊飯器は毎日使うものなので、この変化は大きそうです。

一方、『おどり炊き SR-VSX101』はこれまでのパナソニックの最上位機種で、少し手間はかかっても美味しいご飯が頂ける、口コミ評価も高い炊飯器です。

これまで購入を検討されていた場合は、No.2モデルになるので価格面では購入のチャンスの様です。

炊飯器は一度買うとしばらくは継続使用する電化製品なので、価格と納得できる機能のバランスをみて選択したいものです。

『家電芸人』オススメ機種は、特徴や性能で抜きんでている商品が多く、その後継モデルは有力な選択肢の1つと思います。

本記事が、炊飯器選びのお役に立てば幸いです。

最後までお読み下さり、ありがとうございました。